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藤野 法螺貝

Author:藤野 法螺貝
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DATE: CATEGORY:介護
朝、電話がかかってきた。
だいたい、早朝の電話はよろしくない。
呼び出し音を聞いた途端に胃が痛くなった。
受話器を取って話を聞くと、
要件自体は大したことないが、
めんどくさいことを頼まれたので
小心者の私は益々胃が痛くなった。

朝ご飯はまだ食べていない。
腹が減っては戦が出来ぬ。
今流行りのスムージーをごくごく飲んだ。

これがよくなかった。
それでなくても胃が痛いのに、
冷たいすむーじをごくごくと飲んだものだから
もう、なんていうか、胃がパニックを起こした。
頭もパニック、胃もパニック。
ダブルパニックである。

せめて、冷たいスムージーではなく、
温かいスープを飲めばよかった。
そんなことを考えたが胃の中のスムージーを
取り出すことは出来ない。

うつろな目を漂わせると、
整理整頓とは程遠いテーブルの上に
ホッカイロがある。
内側から温められないのなら、
外側から温めたらよいのではないか!

ホッカイロを胃の上あたりに固定し、
溜め息をつきながら、
パニックになっている頭を落ち着かせて、
あれやこれやと考える。

30分もすると、
頭の方もノロノロ運転ながら動き始めた。
ふと冷静になってみると、胃も痛くない。

昔々、茶道を習っていた時、
懐石料理の意味を教えてもらったが、
「食事の代わりに石を出されたって…」
と内心とっても不満だったが、
なんとなく、納得してしまった慌ただしい朝であった。


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DATE: CATEGORY:介護
認知症の母は
自分が認知症とはつゆほども疑っていない。

先日、母が通っているディから
「迎えに行ったけど返事がない」
と連絡があった。

あわててあれこれ考えて
万が一ということも考えて
震える手で確認のため母に電話すると
「今ね、お散歩から帰ってきたのよ」
と非常にのんきな声が返ってきた。

万が一のことを想像していた私は
哀しいまでに拍子抜けしてしまう。


お母さん、
お母さんはね、国が認める後期高齢者なの。
後期高齢者ということは
何があってもおかしくないということでね、
迎えに来てくれたディサービスの人も
すごく心配していたのよ。
私も夜中に何かあったんじゃないかって心配して
お隣さんに「雨戸開いていますか?」って
電話して確かめたのよ。
お隣さんにまでご迷惑をおかけしたのよ。
ケアマネさんにもご迷惑をおかけしたのよ。
お散歩に行くときは
カレンダーを確認して
ちゃんと予定を確かめてからにしてね。


私の説得は
認知症の母にどれだけのことが
記憶に残っただろう・・・。

母のキーワードは
「みっともない」
である。
もちろん、迷惑をかけることも
「みっともない」ことだ。
「みっともない」「みっともない」
と言われながら
私は育てられた。

今、そのキーワードを使って
静かに
母をコントロールしている。
静かに、静かに
コントロールしている。


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DATE: CATEGORY:介護
例のごとく母を病院に連れて行った。

母の家に着いて、出かける準備をする。

今日はお墓参りに行くの?
ううん、病院だよ。
これからどこに行くの?
病院だよ。
これからどこに行くの?
病院だよ。
これからご飯を食べに行くの?
病院だよ。

夫チャルメラの運転で病院に行く。

チャルメラさんはどうしているの?
100均だよ。
今日は混んでいるね。
そうね。
チャルメラさんはどうしているの?
100均だよ。
先生に「お薬をもらいに来ました」って言えばいいの?
そうだよ。
今日は混んでいるね。
そうね。
チャルメラさんはどうしているの?
100均だよ。
先生に「お薬をもらいに来ました」って言えばいいの?
そうだよ。

母の診察が終わり
お昼ごはんを食べ
多少の用事をやり終え
帰路に着く。
家に帰ってテレビを点けると
避難所のニュースが映し出される。

母は足腰はしっかりしていて
他人に気を使うこともできる。
会話をうまくごまかすテクニックはたいしたものだ。

画面からは見えないけど
きっと認知症の人の避難も多いに違いない。
きっとこの画面のどこかには
誰にも気付かれず
ストレスを溜めている人がいるに違いない。



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DATE: CATEGORY:介護
子どもの頃に通った小学校の通学路は
水田の中を延々と歩くことになっており
まるで「THE 日本」という毎日だった。
入学式がおわり、5月のゴールデンウィークまでは
レンゲ畑の中を通っていた。

大人になってからは
レンゲ畑には縁遠くなっていた。
ところが去年
「ここはレンゲが咲くよ」という情報を得たが
一足遅く、レンゲ畑を見ることが出来なかった。

そんな反省をふまえ
桜吹雪がひときわきれいだった週末に
母を連れて
去年のその場所に行ってみた。

桜を見慣れた目からは
遠くにあるレンゲ畑の様子はよくわからない。
ちょっと赤っぽくも見えるが
そうでないような気もする。
お散歩ついでに歩いてみようと
母を車に乗せて近くまで行ってみた。

去年はここまで歩いてきたよな…

そんなことを思ったりもしたが
レンゲはちゃんと咲いていた。
子どもの頃に見たレンゲ畑は
もっと湧き上がるようなピンクだったような気がするが
まぎれもないレンゲ畑だった。

大きなカメラをかかえた人も
何人かいたが
とても静かなレンゲ畑だった。
母が「仏壇に供える」といって
子どものようにレンゲを摘んでいる。

レンゲが咲いている横には
スズメノテッポウが生えている。
そうだった。
レンゲにはスズメノテッポウがセットになっている。

変わるものと
変わらないものの饗宴だった。



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DATE: CATEGORY:介護
認知症でなくても
高齢者の考え方を改めさせるのは難しい…

先日、母が急に
「あなたたちがこの家に帰ってくるまでは、云々」
と言い出した。
最初は何のことかと思ったが
どうやら母の頭の中では
いつか私たち夫婦が
同居してくれることになっているようだ。

いつどこでそうなった??

そういえば、この家を購入する際、
まだ父が元気で
母ももちろんしっかりしてた頃だったが
母はしきりに
「いつか一緒に住んでくれたらいいのに」
と何度も繰り返し
その都度、父に怒られていた。
そして、そのころは母も
「言ってみただけよ」
と反論していた。

実はそのころから
認知症の兆しがあったのかもしれない。

いや、それはさておき
この母の思い違いをどうすればいいのだろうか。
「それは無理だよ、出来ないよ」
とはっきり否定すべきだろうか。
しかし認知症である。
それでなくても高齢者である。
自分の都合悪いことは
いとも簡単に記憶の書き換えが出来る人種である。
この思い違いを説明したところで
無駄な労力になるころは
火を見るより明らかである。
かといって、無責任な同意は
頑固な理想をより頑固にしてしまいそうだ。

夫チャルメラは、気にするなという。
冷静に考えたら、
「気にしないこと」以上の最善策はないと思う。
結局は
「そうもいかないから、その時になったら考えようね」
と曖昧に答えておいたが
母の脳に妙なスイッチがONになってなければいいけど…
と心配の種をまた発見してしまった。


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