FC2ブログ

プロフィール

藤野 法螺貝

Author:藤野 法螺貝
うどんと富士山が好き!


最新記事


最新コメント


月別アーカイブ


カテゴリ


数字LOVE


アクセスランキング

[ジャンルランキング]
日記
17125位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
主婦
1948位
アクセスランキングを見る>>

DATE: CATEGORY:出来事
前回の合唱練習、夫チャルメラは
会社から直接練習場所に来た。
練習が終わり、チャルメラは荷物の整理をはじめた。
お腹が空いて一刻も早く帰りたい私は
ちょっとイライラしたが、まあ、仕方がない。

チャルメラの上着を持って
気持ちは「急げ急げ」と急かしていた。

必要な物をカバンに収め終ったチャルメラは
ごく当たり前のようにシャツの袖の裾を持って
私に背を向けた。
私は上着を広げ、チャルメラに着せてやった。

良妻のようではないか。
いや良妻というより、三つ指をついて
行ってらっしゃいませ」とか「おかえりなさいませ
とやっている古き良き時代の妻のようではないか。



私がOLだった頃
脳梗塞か何かで左手が動かなくなった上司がいた。
わりと不自由がなく何でも自分でやっていたが、
一人で上着を着ることは出来なかった。

いつもは庶務の女の子がやっていたが、
その子が席を外している時に、
何度か手伝ったことがある。
私は何とも思っていなかったが
庶務の子はこの「上着を着せる」という仕事が
とても嫌だと言っていた。

私がトイレから帰って席に着こうとしたら
年上の女性職員が上着を着せていた。

決して女性が多い職場ではない。
それでも、どんな場合でも上司にしたら
男性にさせてはいけない仕事だったのだろう。
こんな考えは、
今なら立派な社会問題になるのだろうか。


30年後の歳月を経て、
夫はいつも自分で上着を着る。
あたりまえだ。

この甲斐甲斐しい私の姿を
誰か見ていてくれないだろうか
と思ったが、誰も見ていてくれなかった。
    残念だ…



スポンサーサイト




人気ブログランキングへ
コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



copyright © 2020 西の窓から富士山に向って法螺を吹く all rights reserved.Powered by FC2ブログ